タイトル

17年前に家守としての私の思いを綴った「家づくりで失敗する人をなくそう」①

17年前に家守としての私の思いを綴った「家づくりで失敗する人をなくそう」①

TRETTIO・GRADを主力商品してから家づくりのテーマを「長く住める家」から「長く愛せる家」に発展させて、3年目を迎えました。居心地とつくりが良くお洒落な高性能住宅を引き続きよろしくお願いいたします。

先日、資料を整理していたときに古いファイルの見つかり、その中に17年前に私が書いた冊子の原稿がありました。タイトルは「家づくりで失敗する人をなくそう」これは家守としての私の想いを綴ったものです。10年前まで家づくり教室でお客様にお渡しして、家づくりで大切なことを学んで頂きました。17年前と家に求められるものは何も変わっていないし、家の性能についてはますます必須になりました。私たちが高性能住宅を目指したことは間違っていなかったと今つくづく思います。そこで読み返しもかねて冊子をブログにアップしていきます、家づくりの手助けとなれば嬉しいです。

「家づくりで失敗する人をなくそう」 平成15年12月 著 齊藤重利

はしがき

私が家づくりのテーマを「長く住める家」にしたのには訳があります。当時、中一と小5の娘と「市民の森づくり」へ3年ほど参加し、山の現状・山林の手入れの大切さを知りました。「お父さん、地面までお日様の入るところと入らないところでは、木の元気さが全然違うね」「ここの木を使ってお父さんが家を作ればいいね」「土は木の根っこがしっかりとしていないと雨で崩れるんだ」などと、人が一度手に入れてしまった自然は、人が守っていくしかないということを子供なりに感じているようです。しかし、現実は日に日に人の手に負えなくなり始めています。しかし子供たちの未来のために何としても守らなくてはならないのです。

私なりに考えて、今できることから始めました、それが「長く住める家です」です。そのための性能・機能の向上が必要です。住む人が暮らし向きと経済性で大きなメリットを受けることができます。しかし住む人の関心は、どうしても目に分かりやすい外観・インテリア・間取り・住宅設備にいってしまいます。最も大切な性能・機能に「専門的だから聞いても仕方ない」とか、漠然と「品質・性能はくて当たり前」といった思い込みもあります。また住む人を誤解させる住宅会社・工務店の曖昧な説明(例えば高性能住宅とうたいながら実体は高性能住宅とかけ離れている家が多々あります)その結果、本来一番に検討されるべき性能・機能が住む人の立場で家に盛り込まれていません。掛けた建築資金は大きく変わらなくても、性能・機能がしっかり検討したか否かによって家の住み心地には大きな差が出てしまっているのが現状です。

性能・機能にあまり興味がない建築主やそのご家族に専門家として大切なことを伝えかつ体感してもらうべきだと私は思います。ましてやそれが子供たちの未来にまで影響を与えるとしたら・・・・そして、何より「安心」「居心地が良い」と心から思えるからこその「我が家」なのです。これから家を建てようとされている皆様の参考になれば幸いです。 Ⅰいい家を考えるにつづく