
まだまだ使えるけど、グレードアップというバスリフォームをする人はあまりいませんよね。バスリフォームを検討している方のほとんどが「古い」、または「バリヤフリー」です。
それでは、みなさんが抱えるバス事情の悩みとは何なのか。どのような解決方法があるのか、バスリフォームを失敗しないための考え方とポイントを解説していきます。
バスルームの悩みは?
1.滑る
水はけが悪く、換気の条件などによっては次の日になっても水が残っており、お風呂場のタイルで滑って転倒しないか怖いというケースもあります。
2.カビ
浴室は住宅の中で最もカビが繁殖しやすい条件です。パッキン部分や、タイルの目地、シャンプーやボディーソープ置き場、椅子など水が残りやすい部分にはすぐにカビが生えます。こまめな掃除が必要です。
3.寒い
ヒートショックという言葉を聞いたことはあるでしょうか。住宅の中で亡くなる方の約25%は心筋梗塞が原因です。冬に浴室から出るときは注意が必要です。
4.広さ、段差
最近のお風呂のスタンダードは一坪風呂です。狭い浴室では、足も延ばせない。子どもと一緒に入れない。介護が必要な親の介助がしづらい。などの悩みがあります。段差が高い浴室では、浴槽が深すぎて怖い。またぐのが大変。出入り口の段差で躓く。などの悩みがあり、転倒による怪我が懸念されます。
5.水漏れ
古い浴室では水を使わない時には出入りすることは少ないです。そのため、水漏れにも気づきにくいです。長年放置していると気づかないうちに土台や柱の腐食が進行していきます。
上記の悩みを抱えている人は寒くて、危険で、不衛生な空間で入浴しているわけですから、おのずと入浴時間も短くなります。入浴時間が短くなると体も暖まらなく、健康面でもあまり良い影響はありません。せっかく毎日使うバスルームは快適で至福な場所でありたいものですよね。ここからはバスリフォームをする際に考えておきたいポイントについて解説します。
バスリフォームのポイント
1.サイズの確認
バスリフォームを考える際にまず確認しなくてはならないのは既存のバスルームのサイズです。既存のバスルームが購入する商品のサイズに当てはまるのかによってリフォームの規模も変わってきます。また、窓の位置や大きさ、ドア、浴槽などのサイズも把握しておくと業者とのスムーズな打ち合わせや検討ができます。
2.どんなバスルームにしたいのか
あなたが自分の家のお風呂をどのようにイメージしているのか。どんなバスルームにしたいのか。理想を持つのは大切なことです。一緒に考える担当者もイメージをなるべく伝えてもらったほうが提案しやすいです。それではどんなことを考えていけばよいのか。
・床、壁はどんなイメージなのか・・・タイルバスにしたい、クッション性ある床にしたい
・浴槽・・・足をゆったり延ばしたい、ジャグジーがほしい ・ドア・・・ガラスがいい、鍵がほしい ・照明・・・間接照明がほしい、電球を取り換えやすい方がいい |
なんでも良いのでイメージをして、ほしい機能などを伝えていけると良いと思います。
3.広い浴室に
家によっては壁から浴室までの間に空間がある可能性があります。配管経路を見直したり、家の構造を確認したりすることでデッドスペースを減らし広いバスルームにすることができます。事前にチェックしてみましょう。
工事のスケジュールは?
バスリフォームをする場合その間はもちろん自宅での入浴ができなくなります。今回はシステムバス導入を例にスケジュールを見てみましょう。
①解体 → ②配管 → ③土間 → ④組立て → ⑤大工工事 → ⑥完成 |
施工環境や工事内容により変わりますが、簡単に説明すると流れはこのようになります。解体作業をし、給湯給水の配管をします。土間内をして、水平を出します。浴槽、壁、床面の設置をして完成になります。
ここまでの工期は約3~4日みれば間違いないでしょう。
工期は目安にはなりますが、付随する工事として窓の問題があります。既存の窓の大きさで良いのか、位置は適切なのかも同時に考えておくと良いでしょう。
最新のバス事情を見ると最初に紹介した悩みはすべて解決できます。毎日入るお風呂だからこそ、最低限の悩みを解決するだけでなくご褒美の場であったり、リラックスできる場でありたいですね。
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株式会社 鳳工務店
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